諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす」
妙心寺の東林院で行われている、
「沙羅双樹を愛でる会」に行ってきました。
これが沙羅双樹の花。
沙羅の花は、朝に咲き、夕にはちりゆく「一日花」
とてもはかない花。
それが、平家物語の冒頭でも唄われている。
でも、散った後も愛でるという日本人の感性はやっぱり素敵だと思います。
そのままの姿で落ち、そして自然の流れで朽ちていく。
1日しか咲けなくても、精一杯咲くその姿。
たった1日、されど1日。
お庭を見ながら美味しいお抹茶とお菓子を頂きました。
ここ妙心寺はたくさんの塔頭があり、東林院はこの沙羅の時期の特別公開だそうですが、
退蔵院や大心院は年中公開されています。
とても大きなお寺なんですが、人も少なく(清水寺や龍安寺に比べて)歩いているだけでも楽しめます。
禅のテーマパークみたいで私は結構好きでした。
これは、退蔵院の陰と陽を表したお庭。
どちら陰と陽かわかりますか?
蓮もきれいに咲いています。
退蔵院のお庭
日常からすっぽりと切り離されていた空間。
人も少なくほんとのんびり、ぼーっとできました。
お寺を歩いていると、珍しいお花にもたくさん出会えます。
銀盃草、しばききょう。
可愛い花。
妙心寺、良かったです。